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サイパン島戦没者慰霊

origin

起源

―サイパン近海で知人の漁師が不漁で困っていたとき、空に丸く光るものが現れた。これはこの辺りで命を落とした戦没者の人魂(ひとだま)ではないかと、線香代わりに煙草に火をつけ、乗組員とともに祈りを捧げたところ、なんとその丸い光が次々と空に浮かび出てきた。その翌日から大漁で、日本に帰ることが出来た―。

 

先代の平田照美師は、その漁師さんのお話を聞き、サイパン島現地に於いての供養が必要であると感じ、45年ほど前より有志の皆さまとともに毎年現地に赴いております。

symbol

平和観音

サイパン島での流水灌頂供養を毎年年間行事として行っております。慰霊を開始してから10年が経った頃、戦争で亡くなられた日本兵ばかりでなく多くの民間人、現地の方連合軍の兵隊さん達の慰霊と世界平和を祈願し、バンザイクリフから祖国日本へ向かって平和観音像を建立させていただきました。

inheritance

継承

夏季には平和観音様への浄行供養、冬季には戦没者への供養が主な活動であり、年に二度、有志の皆さまと共にサイパン島を訪れます。

さらに、令和57月には中西幸照住職が北マリアナ連邦観光局より観光親善大使を授与されました。

最果ての 島に眠りし英霊の

御魂よ我と 國に帰らん

 サイパンの 島に残る英霊の魂よ   

    私達と共に 祖国へ帰りましょう ―

この詩が先代によって詠まれ、35年が経ちました。

太平洋戦争で尊い命を捧げられた多くの方々へ読経と供物を施し、

彼らの想いや、今日の平和を継承してゆくことをお誓いしながら、

サイパン島の現地に赴いて、流水灌頂供養を執り行っております。

サイパン島戦没者慰霊はどなた様でもご参加いただけます。

2024年の予定

1月 流水灌頂供養

 6月 平和観音様浄行供養

 

 

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